スペンサー&ラザフォードは、「それぞれの個性」や「それぞれの美」をとても大切に考えています。
すべての人が世界にひとりきり。
生き方も考え方も容姿もそれぞれ異なるたったひとつのものです。
私はスペンサー&ラザフォードの商品から、それぞれのひとが持つ美しさや個人の内なるすばらしさをすべて包み込むようなおおらかな愛と自由を感じています。
そして この思いを皆様にお伝えしたいと思って文章や表現の仕方を考えるとき、「個性的」という言葉についてとても悩むのです。
シンプルな言葉で簡潔に表現したいのですが、なかなかぴったりする言葉が見つからないのです。
「あなたは個性的ですね。」と言われたらあなたはどう思いますか?
前後の会話にもよると思いますが、誉め言葉として受けられない場合もあるように思います。
若干、トゲのある言葉にも受け取れるように思うのです。
どうしてそう考えるのかというと、
個性的 → 人と違う → 普通・一般的ではない → おかしい
という感情の流れ。
似た言葉に「ユニーク」というものもあります。
これも同じように悪い意味にとられることがあります。
独自 → 人と違う → 普通・一般的ではない → おかしい
辞書を見てみると
個性的[形動]
人や物が、他と比較して異なる個性をもっているさま。独特であるさま。
ユニーク[形動]
他に類を見ないさま。独特なさま。「ユニークな発想」「ユニークな友人」「重複のないユニークな項目ID」
<デジタル大辞泉より引用>
とあります。もちろんそれぞれの単語には全然悪い意味はありません。
誉め言葉としても使います。
でもなぜかマイナスのイメージもあるんですよね。
「個性」という言葉はよくても「個性的」になるとニュアンスが変化するように思います。
単体という意味の「ユニーク」には、「奇抜」というイメージがついている気がします。
私は今、「個性的だね。」「ユニークだね。」と言われること嫌だとは思いません。
普通・一般的ではない → おかしい
と先ほど書いたこの感情の流れはもう感じません。
普通でないことをいけないと感じてしまうのは、周囲からの視線であったり そう思われるのではないか周囲から浮いちゃうのではないかという自分の不安からですよね。そういったものが、どうでもよくなったのです。
「普通」とか「一般的」というのはとても幅広くて、ちょっとやそっとのことで越えるものではなく、社会的なマナー・ルールのなかであれば、だいたいのことは「個人の自由」で「普通」です。なにも心配することはなかったんだなと思えています。
そして個性のない人って実際はいないような気がします。全く同じ環境、全く同じ外見、生き方・考え方の人なんていないですから、すべての人が他の人から見たら、何かしらその人にしかない個性を持っている。
すべての人が「個性的でユニーク」です。それがごく自然なことだと思います。
「個性的」とか「ユニーク」という言葉についてそんな風に自分自身は思うのですが、自分が思うことと人に伝えるのは別のことですね。
「個性的」と「ユニーク」という言葉は、スペンサー&ラザフォードを皆様の伝えする大事なキーワードです。
人それぞれに違う美しさがあり良さがあります。それを引き立てるお手伝いをしたい。
どうしたら皆様にこの想いを上手に伝えられるか常々思案しております。
これだ!と思える言葉があったらその時はご報告します。